甘酒は、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、夏バテ解消にもってこい!
腸内環境を改善したい時や美肌作りにも、大活躍してくれます。
甘酒には、うま味成分も含まれているのでお料理にも使えます。
そんな甘酒は2種類あります。
それぞれの利点を知って、効果的な甘酒生活を始めましょう!
家で簡単に作る方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
甘酒の種類
甘酒は、大きく分けると2種類あります。
◆麹甘酒・・・ 米と麹で作る
(麹だけでも作れます)
◆酒粕甘酒 ・・・酒粕と砂糖などから作る
麹甘酒
味噌や醤油づくりに使われる「米麹」を使って作られる甘酒です。
ブドウ糖成分が多く含まれており、
砂糖など加えなくてもやさしい甘さが特徴です。
アルコールは入っていません。
~「麹のみ」で作る甘酒 は、「米+麹」で作る甘酒と何が違う?~
「麹のみ」でつくる甘酒は、 お米を入れない分、
アミノ酸やビタミンの量が少なくなります。
酒かす甘酒
日本酒を作る際に出る「酒かす」を水で溶いて作る甘酒です。
酒かすを水で溶かすだけなので、家でも簡単に作れるのが特徴。
砂糖やショウガを加えて、味を調整しないと飲みにくいです。
アルコールが1%程度含まれています。
甘酒の栄養
麹甘酒の栄養
【米+米こうじの甘酒】
~栄養価~
・ビタミンB群
・オリゴ糖
・食物繊維
・アミノ酸
など
これらのバランスよく含まれることから「飲む点滴」とも呼ばれています。
※ちなみに、麹のみの甘酒は お米を入れない分、アミノ酸やビタミンの量が少なくなります。
酒かす甘酒の栄養
~栄養価~
・食物繊維
・ビタミン
・ミネラル
・タンパク質
・ペプチド
・アミノ酸
・葉酸
など
酵母と麹菌の2つの発酵パワーを持ちます。
生甘酒
生甘酒とは、
熱処理されず手作りで作られた甘酒で、酵素が生きています。
酵素は、熱に弱く60℃以上で徐々に効力を落してしまいます。
市販で売っているものは日持ちしやすくする為、熱処理を行っているものがほとんどです。
酵素も摂取するなら、自分で作るのがお勧めです。
※「酵素」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/post-1666/
甘酒の働き
麹甘酒の働き
● 血行と代謝を促進させる
●便秘解消や腸内環境の改善に より、免疫力の向上させる
●エネルギーや疲労回復
●筋肉など体を作るもと
●肌の色素沈着の原因となるメラニンの生成を抑える作用があるコウジ酸も豊富。
シミやそばかす、くすみ予防にも繋がります。
● 米由来の自然の優しい甘さは、
砂糖による『血糖値スパイク』と呼ばれる急激な上昇や、激しい中毒性がないのも特徴です。
酒かす甘酒の働き
●血圧やコレステロールを下げる
●便秘解消や腸内環境の改善
●血流をよくし、身体を温めて美肌効果
●寝つきを良くする作用
甘酒はいつ飲むと効果的?
~米こうじ甘酒~
朝食に取り入れることをお勧めします。
米こうじ甘酒には、頭を使ったり体を動かす栄養素が豊富に含まれおり、素早くエネルギーになります。
~酒かす甘酒~
夜に飲むと、リラックスして眠れます。
酒かすの甘酒の製造工程に加えられる「清酒酵母」が、眠気を誘う脳の物質「アデノシン」の作用を強めます。
甘酒の簡単な作り方
~3つの方法~
自宅で美味しい「生甘酒」が作れます。
温度管理が重要ですので、料理用の「温度計」を用意すれば、比較的簡単に作れます。
①麹甘酒(米+米麹)
炊飯器の保温を使って作ります、
炊飯器の温度は50~60℃をキープできるようにすることで、酵素もしっかり活かした甘酒が作れます。
<材料>
・米・・・1合程度(前日の余ったご飯でもOK)
・米麹・・・200g
・水・・・400cc
・沸かしたお湯・・・100cc
- 米麹をほぐしながら、ボールに入れる
- 沸かしたお湯と水を混ぜてから、1へ注ぎ入れて、よく混ぜる
- ごはんをしっかり混ぜて、炊飯器は「保温」にしておく
- 3のご飯に、2を入れて混ぜ、炊飯器のフタは開けたままにする
- 清潔な布巾を濡らして、炊飯器の釜にかぶせておく
- そのまま3時間おいてから、しっかり混ぜる
- そして2時間おいて( その間、30分に1回程度混ぜる)、完成!
<保存の仕方>
その日のうちに飲み切れないものは、
密閉容器に小分けして冷凍しておくと、 2~3週間保存できます。
飲む際は、冷蔵庫で ゆっくりと解凍してください。
②酒かす甘酒
60℃以内で加熱して作ると、酵素も活かした生甘酒が
簡単にサッと作れます。
しかし、あまり火を入れてない為、
アルコールは残っているので、注意してください。
お子様や、妊婦さんにはこちらより米麹の甘酒をお勧めします。
しっかり煮立たせると、
アルコールはほとんどなくなりますが、酵素もなくなります。
しかし、他のたくさんの栄養は残っています。
<材料>
・酒粕 (練り状のもの)100g
・水 500cc
・砂糖 大さじ2~3杯
・塩 少々
・生姜 適量
- 練り状の酒かすを水に溶かす
- 砂糖と塩を加えて 、弱火で温める
- 温度が60℃を超えないように、ひと煮立ちさせたら完成
③米麹のみ 甘酒
お米を入れない分、アミノ酸やビタミンの量が少なくなりますが、
酵素も活かした生甘酒です。
魔法瓶で簡単に作れるのが特徴です。
<材料>
・麹・・・150g
・水・・・150cc
温度計と魔法瓶を用意してください。
- 鍋に水をいれ、65℃になるまで火をかけて、麹を入れる
(魔法瓶だと徐々に冷めていくので、最初の設定温度を少し高めにしてあります) - 魔法瓶をあらかじめ、熱湯で温めておく
- 2の温めておいた魔法瓶に、1を入れる
- 魔法瓶の中の温度をもう一度確かめて、60℃以下に下がっていないか確認
(下がっていれば、もう一度温めなおす) - 魔法瓶のフタをしっかり閉めて、8時間置いて出来上がり!
甘酒の便利な使い方
~米こうじ甘酒~
麹由来の自然な甘みは、砂糖やみりんの代わりとしても優秀!
発酵食品独特の味わい深さやコクが加わり、食事も更に美味しく仕上がります。
◆ヨーグルトや味噌汁
大さじ1加えると、コクが出て栄養もアップします。
◆パンケーキ
に入れると、自然な甘みでもちっとした食感になります
◆麹甘酒+豆乳でフレンチトースト
バターで焼いて、あんこをトッピングしても美味しいです。
◆コーヒーに甘酒
大さじ1程度入れると、やさしい甘さと深みが出ます。
シナモンを入れても美味しいです。
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~酒かす甘酒 ~
◆「石狩鍋」や「かす汁」、魚や肉類をつけた「かす漬け」など、
酒かすの風味を生かすとともに、タンパク質を柔らかくする効果があります。
◆ 豆乳と混ぜる
酒粕は同じ発酵食品である大豆の加工食品と相性が良いです。
◆ヨーグルトや味噌汁
大さじ1程度混ぜると美味しいです。
まとめ
麹や酒かす、どちらの甘酒も、体に良い栄養素がたくさん含まれています。
甘酒は腸内環境を良くしてくれます。
腸内環境が良くなると、食物の消化吸収が良くなり、悪いものから体を守る免疫機能も上げてくれます。
米麹甘酒は、温度管理や時間がかかるので、
甘酒メーカーを買って作れば、加熱しすぎて麹菌を殺してしまう失敗もないので便利です。
但し、飲みすぎるとやはりカロリーオーバーになりますので、1日1杯程度を長く続けるのが良いです。
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