お肉は最近、ダイエットやたんぱく質の供給源としても注目されてます。
お肉の栄養や効果的な食べ方についてご紹介します。
お肉の健康効果や種類による栄養の違いを知って上手に取り入れましょう。
Contents
お肉が健康に良い理由
◆たんぱく質を豊富に含む
肉類の最大の栄養素は何と言っても、
20種類のアミノ酸からなるタンパク質を豊富に含んでいる
ところです。
このアミノ酸バランスが整った食品は「良質タンパク質」と言われ、
動物性たんぱく質である肉類はとても優れています。
老化を防ぐ
年齢を重ねると筋肉量が減り体力がなくなりやすく、老化が進んでしまいます。
それを防ぐためにも、良質なたんぱく質は重要です。
動物性たんぱく質の効果
・骨を作るメカニズムを促進しホルモンバランスを整える
・筋肉や血液を作る材料になる
・免疫力を高める作用
・血管をしなやかにして脳血管疾患を予防
など、元気に長生きするには欠かせない栄養であります。
◆ダイエット
<カルニチン>
脂肪燃焼作用があると言われています。
カルニチンは加齢と共に体内で合成される量が減る為、肉を食べて補う必要があります。
<パントテン酸・マグネシウム>
脂肪燃焼を助ける成分が豊富に含まれています。
肉類はダイエットに向いている食材とも言えます。
◆ ビタミン類・亜鉛・鉄分
これらを効率よく摂取でき、血行が良くなり髪や肌もつやつやにしてくれます。
貧血気味の方にもおすすめな食材です。
肉のカロリーを抑える食べ方
肉類の調理方法によって大きく変わるのが
エネルギーと脂質です。
調理の仕方によって、
これらを減らしてヘルシーに食べることができます。
・<煮る>・・・40%減
・<蒸す>・・・60%減
●白い脂を取り除く
①肉を茹でた後に茹で汁ごと冷蔵庫で冷ます
②上に白く固まった脂を取り除く
これで40%エネルギーダウン出来ます。
●豚バラ肉の角煮
①表面の脂身を取ってから香味野菜と酒をふり1時間蒸す
②次に調味料をかけて1時間蒸す
これで60%エネルギーダウンできます。
●焼き肉
網焼きにすることで溶けた脂質が網目から落ち、脂肪を少なくできます。
焼き肉は太るというイメージがありますが、それは脂質の多い肉やご飯を一緒にたくさんとることで脂肪に変わりやすくなるからです。
脂質の多い肉料理の時はご飯より野菜を多くとることがポイントです。
●揚げ物
素揚げ < 唐揚げ < フリッター < 天ぷら < フライ
の順に油の吸収率が高くなります。
つまり、かさの少ない衣ほど吸収率が低いということです。
脂肪の多い肉は、素揚げや唐揚げにすると揚げている間に脂肪が溶け出すのでエネルギー量は意外に低くなります。
そして揚げ物にすると、肉の飽和脂肪酸が減り植物油の不飽和脂肪酸が増えるのでコレステロールは減少します。
●牛テール・豚肉や鶏肉の骨付き肉
コラーゲンを多く含んでいますので、スープにして汁ごと飲むのがお勧めです。
肉の種類による栄養の違い
肉類には牛肉・豚肉・鶏肉など他にも種類がたくさんあり、栄養素もそれぞれ特徴があります。
●<牛肉>
・鉄分・ビタミンB12が豊富
・体内に効率的に吸収されるヘム鉄が豊富
・豊富に含まれる亜鉛で免疫力アップ
●< 豚肉>
・ビタミンB1の宝庫で疲労回復効果あり
・ビタミンB群は代謝に欠かせない
・ビタミンB1 は糖質をエネルギーに変える際に必須の栄養
●<鶏肉>
・ビタミンA・B1・ナイアシンが豊富
・疲労回復を促進するイミダペプチドが多く含まれる
・ビタミンB群は エネルギーの代謝を促進
・ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つ
・消化吸収がよい
偏った肉ばかり食べずに色々な種類や部位を食べるようにしましょう。重要なのは脂質のバランスをとることです
脂質の多い肉
・牛バラ肉
・サーロイン
・リブロース
・牛肩ロース
・豚バラ肉
脂質の少ない肉
・牛ひれ
・牛もも(赤身)
・豚もも(赤身)
・豚ひれ
・鶏むね
・ささみ
まとめ
肉類は良質なタンパク質が豊富なので、元気に長生きする為にもダイエットにも効果的な食べ物です。
そして肉類を食べることによって幸福のホルモンが出ると言われています。
しかし、肉に偏った食生活になると逆効果になってしまうので食べ方には気を付けましょう。
「たんぱく質の不足しない食事の仕方」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/protein/