「牛乳」は約87.4%が水分、たんぱく質が約 3.3%、脂肪が約3.9%、残りがビタミンとミネラルなどからできています。
コンビニやスーパーなど、「手に入りやすさ」も日常的食材としての重要なポイントです。
単一食品としては、世界中でいちばん多く消費されています。
そんな牛乳の栄養や飲み方、レシピについてまとめました。
Contents
牛乳の”7つ”の栄養パワー
私たちは毎日の食事から、5大栄養素を上手にとりいれる必要があります。
牛乳は、私たちが必要とするそれらの栄養素を含む、非常に優れた供給源です。
①たんぱく質
何といっても牛乳は、手軽にたんぱく質の補給ができます。
牛乳のたんぱく質は、20種類のアミノ酸がバランス良く含まれており、良質なたんぱく質です。
牛乳200ml当たり:6.8g
④脂質
牛乳の脂質(乳脂肪)は、少量で多くのエネルギーを生産する効率の良いエネルギー源です。
脂質はビタミンA・D・E・Kなどをよく溶かすため、脂溶性ビタミン類の吸収を助けます。
牛乳200ml当たり:7.8g
⑤炭水化物
牛乳に含まれる炭水化物の主成分は乳糖です。
エネルギー源となり、腸内環境を整えます。
そして乳糖は、カルシウムと鉄分の腸管での吸収率を高める働きもあります。
牛乳200ml当たり:9.9g
⑥ミネラル
(カルシウム、カリウム、リン、マグネシウムなど )
現代人に不足しがちなカルシウムは、骨や歯を作る大事な栄養素のひとつで、イライラ解消にも効果が期待できます。
そして、余分な塩分を排出してくれるカリウムも豊富に含まれています。
⑦ビタミン
(ビタミンA、B2 、B12、パントテン酸 など
牛乳には豊富なビタミン類も多く含まれています。
その中でもビタミンB群が多く、体の中の糖質や脂質、タンパク質を分解し、エネルギーの生成に役立ちます。
牛乳を飲むとお腹を壊す?
牛乳を飲むと、お腹がコロコロとなり下痢をする人もいます。
それは、牛乳中の糖質である乳糖を消化する酵素(乳糖分解酵素=ラクターゼ)が少ないか、働きが弱いためです。
お勧めの飲み方
そんな方は、牛乳を温めることで腸への刺激が弱まり、乳糖が分解されやすくなります。
ちなみに私は毎朝、
牛乳(コップの8分目まで入れる)をレンジで 500W ”1分20秒”加熱して、
インスタントコーヒーを入れて飲んでいます。
シナモンを入れても美味しいです。
料理に使うのも、コクが出て美味しさが増すのでおススメです。
牛乳が苦手なら、ヨーグルトやチーズ
代わりにヨーグルトやチーズを食べると良いです。
ヨーグルトは乳酸菌の発酵によって乳糖の20 ~ 40%が分解され、減少しています。
チーズは製造工程で乳糖がほとんど除かれています。
「ヨーグルト」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/wp-admin/post.php?post=2123&action=edit
牛乳の一日の摂取量
牛乳は1日に1~2本(200~400ml)飲むのが望まし いと言われています。
ヨーグルトやチーズも食べる時は、栄養過多になる可能性もあるので取り過ぎに注意しましょう。
カロリーや脂肪が気になる方は低脂肪乳がお勧めです。
体によいと言われているものも、食べ過ぎたら良い効果は得られません。
特定の食品が病気や健康に与える影響を過大に信じ込んだり、不信感を抱かないで、量やバランスを考えることが大切です。
成長過程の子供と牛乳
成長過程にある子供は特に、牛乳を飲むことが推奨されています。
カルシウムに限っていえば、中学生の男子は1日に1000mgくらい必要です。
摂りやすさや吸収率の点から、
その半分以上を牛乳や乳製品で摂るのがよいといわれています。
牛乳を使った簡単レシピ6選
①フレンチトースト
卵と牛乳を使っているフレンチトーストは、栄養価も高く朝食にもおやつにもおすすめです
<材料>2人分
●食パン・・・2枚(6枚切りor 8枚切り)
●牛乳・・・100ml
●卵・・・1個
●砂糖・・・大さじ1
●バター・・・大さじ1
トッピング用
☆砂糖 または ハチミツ・・・適量
☆シナモンパウダー(あれば)・・・適量
~作り方~
- 牛乳・砂糖・卵(フレンチ液)をボールに混ぜておく
- その中に4等分に切った食パンを漬ける
- 熱したフライパンにバター溶かし、②の食パンと残っているフレンチ液も一緒に入れて弱火で焼く
- 両面に焦げ目がついたらお皿に盛って、お好みで砂糖やハチミツ・シナモンパウダーをかけて出来上がり!
!ポイント
◆フレンチ液をこし器(なければ茶こし)でこすと、舌触りが良くなります
◆食パンにしっかりフレンチ液を染み込ませると、しっとり仕上がります
②コーンと枝豆のミルクスープ
具材を冷凍食品の枝豆やコーンで作るので、とっても簡単です。
忙しい朝でも手軽に作れます
<材料>2人分
●牛乳・・・200㏄
●冷凍枝豆・・・適量
●冷凍コーン・・・適量
●固形コンソメ・・・1/2個
●バター・・・少々
●塩コショウ・・・少々
~作り方~
- 材料を全て鍋に入れる
- 沸騰したら弱火にして2分火にかけて出来上がり!
!ポイント
◆具材は冷凍のベジタブルミックスやホウレン草などバリエーションを変えてもいいですね!
◆お好みで、黒コショウや生姜チューブを少々入れても美味しいです
③牛乳と甘酒の寒天
夏バテした時や、ダイエット中にもお勧めのおやつです。
<材料>2人分
●牛乳・・・100ml
●ノンアルコール甘酒(米麹)・・・100ml
●粉寒天・・・2g
●小豆(茹でてあるものでもOK)・・・20g
~作り方~
- 牛乳と甘酒を鍋に入れて、弱火で混ぜる
- 沸騰したら2分火にかけます
- 火を止めて、粉寒天を入れて混ぜます
- タッパーなどの容器に入れて、あら熱を取ってからフタを閉めて冷蔵庫で冷やして出来上がり!
~小豆の簡単茹で方~
- 魔法瓶に小豆を20g入れる
(小豆は魔法瓶の上限1/3までしか入れないでください) - 1に熱湯を380ml入れる
- 魔法瓶のフタを閉めて、魔法瓶をくるくる回してから熱湯を注ぎ口から捨てる
- 魔法瓶のフタを開け、もう一度熱湯を380ml注ぐ
- すぐに魔法瓶のフタを閉めて、2時間半~3時間置いておく
- 好みの固さになったか確認して、小豆を取り出して牛乳と甘酒と一緒に鍋へ(①の行程)入れる
- 小豆は好みの固さになるよう、置く時間を調節してください
④簡単グラタン
冷蔵庫に余っている野菜で簡単に作れるグラタンです。
<材料>2人分
●牛乳・・・300ml
●片栗粉・・・大さじ1
●玉ねぎ・・・大1個
●かぼちゃ・・・1/8個
●エリンギ・・・1本
●鶏肉・・・200g
●マカロニ・・・大さじ4(乾燥時)
●塩コショウ・・・少々
●コンソメ・・・1個
●粉チーズ・・・大さじ2
●パン粉・・・大さじ2
●とろけるチーズ・・・4枚
●オリーブ油・・・大さじ1(炒め用)
~作り方~
- 玉ねぎ・かぼちゃは1㎝くらいのサイコロ状に切る。エリンギは薄切りにして、鶏肉は一口サイズに切る。
- 鍋にオリーブオイルを入れて中火で玉ねぎと鶏肉を炒めて焼き色がついたら、エリンギとかぼちゃを入れて塩コショウして炒める
- 全体に油がまわったら、牛乳とコンソメを入れて沸騰する直前で弱火にする。
- 次にマカロニを入れて、10分コトコト。かぼちゃの色で全体が黄色になったら水溶き片栗粉を入れる
- 耐熱皿に入れて、とろけるチーズをちぎってのせる。その上に粉チーズ・パン粉を振りかけて、トースターで3分焼くと出来上がり!
⑤きな粉とかぼちゃのスープ
きな粉と牛乳は、たんぱく質が豊富です。
簡単に作れる栄養豊富なスープです。
<材料>2人分
●かぼちゃ・・・1/8
●牛乳・・・300cc
●きな粉・・・大さじ2
●砂糖・・・小さじ1/2(お好みで)
~作り方~
1. かぼちゃは、皮が付いたまま一口大にカットする。
2.切ったかぼちゃを耐熱容器に入れて、電子レンジで600W 5分加熱
3.鍋に、牛乳ときな粉を入れて、きな粉を溶かす
4.きな粉が解けたら、2のかぼちゃを鍋に入れて、煮立ったら出来上がり
※ 砂糖を多めにして甘くするとおやつ感覚で食べられます。
⑥お好み焼き
水の代わりに、牛乳を入れることで生地がふんわり仕上がります。
< 材料>2人前
<A>
●小麦粉・・・100g
●牛乳・・・100㏄
●ほんだし(顆粒)・・・小さじ1
●醤油・・・小さじ1
●みりん・・・小さじ1
<B>
●山芋(すりおろし)・・・30g
<C>
●キャベツ(みじん切り)・・・1/4
●しそ(千切り)・・・10枚
●冷凍エビイカミックス・・・一握り
(水に浸して解凍しておく)
●卵・・・2個
●天かす・・・一握り
●削り粉or鰹節・・・適量
<D>
● 中華そば・・・1玉
●スライスチーズ・・・2枚
●スライス餅・・・4枚
●豚バラ肉・・・4~6枚
●海苔・・・適量
~作り方~
1. 熱したフライパンに油をひいて、中華麺をほぐしながら弱火で炒める。
(時々ひっくり返しながら基本的に放置しておき、カリカリになるまで炒める)
その間に材料を切ったり、混ぜたりの行程を進めます。
2. 材料Aをよく混ぜたところに、材料Bを入れて混ぜ、最後に材料Cを入れてよく混ぜてお好み焼きの生地を作ります。
3. フライパンを二つ用意して、1の中華麺を半分ずつに分けて二枚のお好み焼きを作ります。
4. 3の上に2の生地をのせる
(生地はお玉2杯分くらい残しておく)
5. 4の上にスライスチーズをのせて、その上にスライス餅をのせる
6. 5の上に豚バラを2~3枚のせる
7. 4で残しておいた生地を一番上にのせて、焼けるのを待つ
8. 底面に焼き目が付いているか確認してから、ひっくり返して反対側も焼く
9. 両面に焼き色が付いたら、最後にフタをして2~3分蒸らして中まで火が通るようにする
10. フタを開けて、もう一度ひっくり返して豚肉の油を全体に馴染ませて出来上がり