夏バテ解消にもってこいの、栄養満点な美味しいカレーの作り方をご紹介します。
と言っても、市販のルーに「シジミ」と「牛すじ」と「トマト」を入れて、あとは普通に作るだけ!
牛すじは、高タンパク質・艇カロリーで、コラーゲンもたくさん含まれています。
トマトは、カラダを酸化から守る「抗酸化力」に長けることから、紫外線でダメージを受けた体に有効です。
そして、シジミ汁を使うことで、疲労回復効果が高まり、何といってもとっても美味しくなります。
是非試してみてください!
Contents
「牛すじ」とは
牛すじ肉は、牛のアキレス腱の部分、または腱(けん)のついた肉。脂身は少なくほとんどがスジです。
肉を各部位に切り分ける時、下処理で肉に付いている余分な筋を取り除いて集めてるので、細切れになっているものが多く、 他の牛肉に比べて比較的安価です。
牛スジの下処理
臭みやアクを取るために、沸騰したお湯に牛筋を入れてサッと下茹でしてから調理してください。
「牛すじ」を使った料理
すじ肉は、長時間煮込む事により柔らかくなり、臭みも消え、ダシが出るため、「おでん」の具としてよく使われています。
そして、牛すじとこんにゃくを煮込み砂糖・醤油で甘辛く味付けした「牛すじ煮込み」も居酒屋などでよく見かけます。
他には、カレーや、お好み焼き、筋煮込みうどんなど様々な料理に使われています。
「牛すじ」の栄養
高タンパク質
筋肉や皮膚の材料になるたんぱく質で、100gあたり155キロカロリーいう低脂質・高たんぱくの食材
(例えば、鳥ササミで105キロカロリー)
ビタミンB12
ビタミンB12は、葉酸と協力して赤血球中のヘモグロビン生成を助けています 。
赤血球は酸素を運ぶ役割があり、特に持久系のスポーツでは貧血を防ぐためにも積極的に摂取したい栄養素。
また神経伝達物質を末梢神経までスムーズに運ぶ効果もあり、肩こりや腰痛の予防
コラーゲン・エラスチン
牛すじの白い部分はコラーゲンやエラスチンなどが豊富 。
この2つの栄養素は、骨やじん帯などの材料になる栄養のため、日頃からしっかり補給しているとけがの予防や回復にも役立ちます。
<コラーゲン>
体内で『細胞の接着剤』として細胞と細胞をつなぎ合わせ、細胞が活動しやすい環境をつくり出す 働きがあり、美肌効果でも知られています。
<エラスチン>
主にコラーゲン同士を結びつける働きを持つ繊維状のたんぱく質です。
肌にハリや弾力を与えたり、保湿効果があります。
ビタミンK
コラーゲンとビタミンKの効果で、 骨粗しょう症予防
カリウム
カリウムには体内にたまった余分な水分や塩分を排出する効果があります。
しじみの栄養
オルニチン
肝臓の働きを助け 、二日酔いを予防したり、 全身の疲労回復に効果があると言われています。
タウリン
疲労回復や血圧、血糖値、コレステロール値の減少などに効果的。
夏バテ解消にも役立つ栄養素、
ミネラル
カルシウム
丈夫な骨や歯を作り、骨粗しょう症、肩こりの予防になる栄養素。
鉄分
体温の維持、疲労防止、成長の促進、貧血の予防など
亜鉛、リン、銅、マンガン
体の機能の維持・調節に欠くことのできない栄養素です。
体の構成成分にもなっています。
ビタミンB類
発育に欠かせないビタミンB2。
肩こり、腰痛の緩和に役立つと言われています。
トマトの栄養
リコピン・βカロテン
リコピンやβカロテンは、老化防止、活性酸素の消去、脂肪蓄積をケア、アルコール分解サポートなど様々な効果が期待できます。
そして、 紫外線ダメージすべてに有効な働きがあることが確認されているので、夏は特にお勧めの食材です。
~リコピンは加熱すると吸収率アップ~
リコピンは、加熱により吸収率が高まるので、トマトソースや、シチュー、スープなど がお勧めです。
カリウム
カリウムには体内にたまった余分な水分や塩分を排出する効果があります。
ビタミン類
風邪予防・美肌効果など
食物繊維
便秘の解消にも◎。
クエン酸
トマトのすっぱさの要因であるクエン酸には、体の疲れを取る作用があります。
栄養満点!牛スジカレーの作り方
<材料>
●牛すじ肉・・・200g
●しじみ・・・200g
●玉ねぎ・・・2~3個
●人参・・・1本
●ジャガイモ・・・1個
●トマト・・・1個
●カレールー・・・1箱
(今回はハウス「ザ・カリー」を使いました)
●サラダ油・・・大さじ1
●水・・・600ml
●酒・・・大さじ1
※玉ねぎは少し多めに入れると美味しいです!
水の分量は、カレールーの箱に書いてある通り入れてください。
~作り方~
①しじみの出汁をとる
・しじみは流水にあてながらゴシゴシとよく洗う
・カレーに入れる分量の水、しじみ、酒、を鍋に入れ弱火で煮る
煮ている間に、次の行程へすすむ。
②野菜を切る
・玉ねぎは薄切りにし、耐熱皿に入れラップをして、600W 3分レンジで加熱
・人参、じゃがいもは食べやすい大きさに切る
・トマトは 半分に切り、ヘタを取ってから 1cmくらいのサイコロ形に切る
④牛スジの下茹で
・沸騰させた鍋に牛筋を入れ、1分したらザルに上げる
⑤下茹でした牛すじをサッと洗う
表面についたアクなどの汚れをさっと 流水で 洗い落し、食べやすい大きさに切る
⑥牛すじと玉ねぎを炒める
鍋に油を入れて、⑤の牛スジを炒め、焼き色がついたら玉ねぎを入れてしっかり炒める
⑦人参も炒める
⑧シジミの出汁をこしてから、鍋に入れる
ザルにキッチンペーパーを敷いて、①のシジミの出汁をこしてから、鍋に入れる。
(しじみに砂が混ざっている可能性があるので)
⑨トマトを入れる
③のトマトもいれる
⑩弱火で1時間
フタをして弱火で1時間煮込む
⑪ジャガイモとルーを入れて10~15分
ジャガイモ、ルーを入れて、とろみがつくまで煮込んで、出来上がり!
1時間煮込んでいるので、水が少なかったら少し足してください。
出汁を取った後のしじみは?
しじみには、ミネラルも豊富に含まれています。
それらの一部は汁に溶けだすものの、そのほとんどは身に残ります。
しじみは、同じ貝類のアサリより
カルシウム、鉄、亜鉛、リン、銅、マンガンの6種類の含有量が上回っています。
たとえば、
カルシウムや亜鉛はアサリの約2倍。
鉄は1.4倍
多く含まれています。
小さいのに、栄養をたくさん含んでいるのですね。
そんな栄養を余すことなく頂くなら、出汁を取った後の身も食べるのがお勧めです。
しじみの身は、出汁と醤油と一緒に、ご飯を炊くのも美味しいですよ。
※「良い睡眠」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/sleep/