チョコレートのススメ!健康に良い”5つ”の理由と正しい食べ方

元々チョコレートは、カカオ豆をすり潰した飲み物で、「薬」として珍重されており、主に滋養強壮・疲労回復・長寿などの効用が伝えられていました。

最近ではチョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」は、動脈硬化や脳にも良い影響があると話題になっています。

そんなチョコレートに期待できる健康効果や、食べ方、選び方についてもご紹介します。

チョコレートが健康に良い”5つ”の理由

<血圧の低下>

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、 小腸で吸収されて血管の内部に入り炎症を軽減させる作用があります。

その結果、血管が広がり血圧低下の効果が期待できるのです。

血圧低下は、正常値の人はあまり変化がなく、高血圧の人の方が効果を得られます。



<動脈硬化の予防>

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、

強力な抗酸化作用があり、血管の強化・保護や、活性酸素を抑制して、動脈硬化を予防すると言われています。  

<老化防止>

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、

強力な抗酸化作用があり、 活性酵素を抑制し、年齢によるシミ・しわなど防ぎ、老化防止にも役立ちます。

<脳の活性化>

記憶力や認知機能を高めるには、
BDNF( 脳の神経細胞の活性化が期待されるタンパク質) を増やすことが有効と言われています。

高カカオチョコレートには、そのBDNFを増やす可能性があると言われています。

<リラックス効果>

チョコレートに含まれる“テオプロミン”という成分は、神経を鎮静させる作用があり、リラックス効果もあることが分かっています。

登山に行く時、よくチョコレートを持っていきますが、それは持ち運びやすく保存がきいて高カロリー、そしてリラックス効果もあるので非常食にも、とても向いているからです。



チョコレートに含まれる”4つ”の意外な成分

一般的なチョコレートに含まれている主な成分は、「糖質」と「脂質」ですが、他にも意外な身体に嬉しい成分がたくさん含まれています。

<ポリフェノール> 

ポリフェノールは主に植物に含まれている渋みや苦み、色素の成分の事で、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

<食物繊維> 

おおよそ板チョコ一枚に2gの食物繊維が含まれています。
便通を改善し肌荒れを防ぎ、肥満防止などにも効果的です。

<ビタミン・ミネラル> 

特にカルシウムとマグネシウムのバランスが良く、このバランスが崩れると心臓病や高血圧のリスクが高まることが報告されています。

< テオブロミン>

大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、気力をUPさせます。

チョコレートの選び方と効果的な食べ方

チョコレートの健康効果を期待するなら、選び方と食べ方が重要です!

①チョコレートの選び方

◆カカオ70%以上のチョコレートを選ぶ

最近では、カカオが何%含まれているかなど、大きく表示されているものも多くありますので、チェックしてみてください。

原材料表示を確認

商品の裏などに記載されている原材料表示には、多く使われている食品の材料から順に記載されています。

そして、最後に添加物が多い順に表示されています。

<原材料名の表示の記載例>

この場合、
一番多く含まれているのがアーモンドになり、2番目に多く含まれるのが砂糖、3番目に多いのがカカオマスです。

「カカオ(カカオマス)」が一番初めに記載されているものをお勧めします!

②チョコレートの効果的な食べ方

一日25g食べる

板チョコ1枚が大体50~60gくらいです。
ですので、板チョコ半分~半分弱が目安です。

~カロリーは?~
製品によっても異なりますが目安として、
「カカオ70%のチョコレート 25g」でカロリーは150KCalくらいです。

25gを一日数回に分けて食べる

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは水溶性の成分なので、効果が出るのも早いですが、2~3時間ほどで効果はなくなってしまいます。

ですので、一日数回に分けて食べるようにしましょう。

チョコレートの注意点

私たちが食べ慣れている甘いチョコレートには、たくさんの砂糖や植物油脂、乳化剤などの食品添加物が使われているものが多くあります。

精製された白砂糖の取り過ぎは、免疫低下やアレルギー疾患や子供の注意欠乏症など引き起こす可能性があります。

また、犬や猫などにとってチョコレートは、消化不良や下痢・嘔吐など中毒症を引き起こして最悪死に至る危険もあるので、決して与えないようにしてください。

まとめ

チョコレートは健康に良いという嬉しい結果が分かりましたが、あくまでも食べすぎは逆効果です。

そして、よくチョコレート製品に含まれている「ココアバター」には、ポリフェノールは含まれませんので注意してください。

ホワイトチョコレートにも、「カカオポリフェノール」など全く含まれていません。

チョコレートの選び方や食べ方を知って、美味しく健康に取り入れましょう。

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