日本で古くから食べ続けられている納豆は、日本人の体にもっとも馴染む栄養食であります。
しかし、納豆が苦手という方も多いのではないでしょうか?
でも、体に良いのなら納豆は手軽だし、毎日美味しく食べたいものですよね。
そんな納豆の美味しい食べ方や、どんな栄養が含まれているのかをご紹介します。
Contents
納豆の主な”11個”の栄養
納豆には、必要不可欠な栄養素である、 5大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)が、全て含まれいます。
その他にも、食物繊維やナットウキナーゼなど、納豆にはたくさんの栄養が含まれています。
①たんぱく質 (大豆たんぱく)
筋肉や体の組織を作る主要な成分
特に大豆たんぱくは、必須 アミノ酸(自分自身の体では作ることのできないアミノ酸)がバランスよく含まれているので、優良なたんぱく質といえます。
②脂質
体を動かすエネルギーになり、細胞膜やホルモンの材料にもなる
③炭水化物
脳や神経を動かすエネルギー源
④ビタミン
糖質や脂質、たんぱく質の三大栄養素が働くための代謝を促進する
特に納豆には、ビタミンKが多く含まれ、カルシウムを骨に吸着させる働きがあります。
⑤ミネラル
代謝を助けたり、神経伝達を正常に保つほか、骨や赤血球、ホルモンなど体を作る材料になる
特に納豆には、骨や歯を健康に保つカルシウムが豊富に含まれています。
⑥食物繊維
脂肪や糖質の吸収抑制や整腸作用の働きがある
⑦ナットウキナーゼ
血管に出来る血栓を溶かす働き
⑧イソフラボン
女性ホルモンに似た作用を持つ
⑨レシチン
血液中のコレステロールの量を調整してくれる
⑩大豆サポニン
抗酸化作用があり、中性脂肪の吸収を抑制する
⑪大豆ペプチド
疲労回復やコレステロール低下の働きがある
納豆が体に良い”9つ”の理由
①心筋梗塞・脳梗塞の予防
一度できてしまった血栓を溶かしてくれる作用もある 「ナットウキナーゼ」は、血液をサラサラにしてくれます。
②血管を若返らせる
●<サポニン>
脂肪やコレステロールを洗い流してくれる作用
●<ビタミンE>
老化を防ぐ
●<リノール酸>
血液をサラサラにする
これらの栄養素が、血管を健やかに保ちます。
③血糖値の上昇を抑える効果
納豆のネバネバ成分である「ポリグルタミン酸」は、食後の血糖値の上昇やインスリンの過剰な分泌を抑えてくれます。
④脳の活性化 防止
脳の伝達物質を作るのに欠かせない「レシチン」や、神経伝達物質としても働く「アスパラギン酸」が、記憶力を高め、脳を活性化すると言われています。
⑤骨粗しょう症の予防
納豆に含まれる「ビタミンK」は骨の形成を促進し、更に「カルシウム」や「タンパク質」も含まれているので骨を丈夫にしてくれます。
⑥腸内環境を改善
「納豆菌」は消化の働きを助け、「オリゴ糖」や「食物繊維」の効果で腸内環境を整えて 便通が良くなるので、肥満解消も期待できます。
⑦免疫力アップ
「ビタミンB群」をはじめ、「ミネラル類」が 免疫力向上を手助けしてくれます。
ウィルスや細菌から体を守り、免疫力をアップする働きのある 「サポニン」も含まれています。
⑧ 女性ホルモンの働きを補う
「イソフラボン」は女性ホルモンと似た働きをして女性ホルモンの乱れを調整してくれます。
更年期症状の緩和にも効果があると言われています。
⑨老化防止
アンチエイジング効果のある 「 ポリアミン」や、強力な抗酸化作用のある「イソフラボン」は、 老化の原因となる活性酸素の害から身を守ってくれます。
「ポリミアン」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/porimian/
納豆の栄養を逃さない”3つ”の食べ方
①熱に弱いナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは、70℃以上でなくなってしまうので加熱せずにいただきましょう。
② 冷蔵庫から出して20分置いておく
常温にしてから食べると、納豆菌とビタミンKが増えます
③しっかり混ぜて食べる
納豆菌を繁殖させ、若返り物質を期待するなら、50回以上混ぜるのがオススメ
<夜に食べる効果>
ナットウキナーゼは血栓を溶かす働きがあるので、寝ている間に血栓が出来るのを防いでくれます
<朝に食べる効果>
食物繊維が多いので、一日の腸内環境を整えてくれます。
納豆の簡単で美味しい食べ方15選!
①<納豆+オリーブオイル>
納豆のタレを混ぜ、オリーブオイルを入れると整腸作用が増します。
※オリーブオイルに含まれる“オレイン酸”との効果で血流の流れを良くして、便通を整えます
②<納豆+玉ねぎ+トマト+ドレッシング>
納豆と刻んだ玉ねぎとトマトに、酢や青じそ風味など酸味のあるドレッシングをかけると、サラダ感覚で食べられます。
※玉ねぎにはオリゴ糖が含まれ、腸内環境に良く疲労回復効果も。
トマトは、味も美容効果もお墨付きというトッピングです。
納豆がさっぱりと頂けます。
③<納豆+キムチ>
発酵食品(キムチ、塩辛、豆板醤、塩麹など)と 相性ばっちりです。
アボカドとごま油を入れてもとても美味しいです!
※ナットウキナーゼと乳酸菌の相乗効果で便秘の改善に役立ちます。
④ <納豆+お酢>
ちょっと足すだけで、さっぱりし、健康効果も抜群です。
※ 血圧の上昇を防ぎ、納豆と酢の働きで血管を若返らせます。
⑤<納豆+卵>
納豆に卵を割って入れると、味も濃厚になります。
※ 卵のたんぱく質が納豆菌の増殖を、促進させ、 若返り物質ポリアミンも増加!
⑥<納豆+ごま+しそ>
納豆にしそや梅干を入れると、クセが緩和され食べやすくなります。
※ごまには、カルシウム・たんぱく質・食物繊維などたくさんの栄養が含まれています。
しそには、納豆にはないビタミンAが含まれている上、ビタミン CやB群も含まれています
この組み合わせにより、血行を促進する効果も期待できます。
⑦<納豆+海苔>
味付け海苔で巻いて食べても良いし、韓国のりもよく合います。
※ 海苔にも、ビタミンB12、ビタミンA、ビタミンCなど多く含まれています。
⑧<納豆+チーズ>
トーストに、納豆とチーズとマヨネーズを混ぜて、焼いて海苔をのせて食べると美味しいです。
※ チーズはビタミンB12とビタミンA、カルシウムも多く含まれ、味も栄養効果もバッチリです
⑨<納豆+長芋>
ネバネバが増して、うどんや、おそばに混ぜても美味しいです。
ネバネバコンビの「長芋納豆」は味の相性バツグンです。
※お互いの良い所を助け合って、疲れた時の回復を助けてくれる効果があります。
⑩<納豆+オクラ>
納豆と茹でて刻んだオクラとタレか醤油をかけます。お豆腐にのせても合います。
※ 体の中から老化を防いでくれる納豆と、オクラのWネバネバコンビは、アンチエイジング効果が期待できます
⑪<納豆+アボカド>
納豆に切ったアボカドとマヨネーズ、もしくはキムチも美味しいです!
※ 「食べる美容液」と呼ばれるほど美肌成分が豊富なアボカドの魅力を、納豆が引き立ててくれます。
⑫<納豆+なめたけ+大根おろし>
なめたけにしっかり味が付いているので、大根おろしでさっぱり食べられれます
※ビタミンCがたっぷり含まれる大根おろしは、納豆による効果とダブルの美肌効果にも期待!
大根おろしと納豆の組み合わせは酵素がアップし、なめたけは食物繊維が含まれています。
「酵素」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/post-1666/
~納豆の美味しい食べ方 番外編~
⑬<納豆+柴漬け>
しば漬けのコリコリ食感がクセになります。
⑭<納豆+ラー油>
ごま油も合います!
⑮<納豆+塩>
納豆のタレはかけずに、塩を少しかけて食べると合います
まとめ(それでも苦手な方には)
納豆は栄養満点なので、毎日食べたいですね。
でも、いくら体に良いからと言っても、一度にたくさん食べるのではなく、1日1パック程度にしましょう。
色々な食べ方をご紹介しましたが、
やっぱり納豆のネバネバや臭いが苦手という方は、納豆を乾燥させて作られた「ドライ納豆」を試してみてはいかがでしょうか。
「ドライ納豆」について詳しくは⇒⇒⇒https://yuzu39.com/drynatto/