ドライ納豆とは、納豆を乾燥させたり揚げたりしたもののことです。
ポリポリとした食感で、普通の納豆より比較的食べやすく、栄養面でも大変優れています。
納豆は健康食としても毎日食べたいものですが、ちょっと癖もあるので苦手という方も多いのではないでしょうか?
そんな方にもお勧めしたいドライ納豆の栄養や、食べ方についてご紹介します。
ドライ納豆の種類と製造方法の違い
ドライ納豆には何種類かの製造方法があります。
製造方法の違いによって栄養や味や食感が少し異なります。
ドライ納豆の製造方法は主に3種類あるので、それぞれの違いを見てみましょう。
<天日干し>
納豆を天日干しにして、乾燥させたものです。
「乾燥納豆」「干し納豆」とも呼ばれています。
~栄養~
天日干しにしているので、熱に弱い 納豆菌や納豆キナーゼなどの栄養も損なわれることなく、栄養価も優れています。
~食感~
食感は固めでカリカリした感じです。
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<フリーズドライ>
マイナス35度以下で、真空凍結乾燥させたものです。
加水すると、納豆の粘りがよみがえります。
~栄養~
熱に弱い 納豆菌や納豆キナーゼなどの栄養も損なわれることなく、栄養価も優れています。
~食感~
食感はサクサク・ポリポリといった感じです。
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<減圧フライ>
低温の油で納豆を揚げたものです。
納豆菌を生かしつつ、カラッとして香ばしく食べやすいのが特徴です。
~栄養~
熱に弱いナットウキナーゼの効果はなくなっていますが、納豆菌は生きています。
~食感~
食感は、ポリポリと軽く、味付してあるものも豊富にあるので、納豆が苦手な方でもお菓子感覚で食べやすいです。
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ドライ納豆と普通の納豆の4つの違い
①栄養価
ドライ納豆は乾燥させることで、普通の納豆よりカリウムが1.5倍・鉄分は1.8倍・亜鉛が2倍になるなど栄養価が増します。
②常温保存が出来る
ドライ納豆は、常温保存で長期保存(半年~1年くらい)が可能です。
旅行や、保存食としても常備しておくと便利です。
③味
ドライ納豆は、乾燥したり揚げたりしているので、臭いは軽減され、ネバネバがなく、食べやすいです。
④食べ方
ドライ納豆はクセが少ないので、サラダ・麺類・お好み焼きのトッピングやチャーハンの具にも向いています。
豆腐の上にトッピングして、お好みでお醤油をかけてもよいです。
そのままおつまみとしても手軽に頂けます。
ドライ納豆の期待できる”9つ”の効果
ドライ納豆は納豆と同じく(それ以上の効果も期待)、大変優れた栄養効果が期待できます。
どのようなものがあるのか見てみましょう。
① <心筋梗塞・脳梗塞の予防>
血栓の予防や、一度できてしまった血栓も溶かしてくれる作用があり、血液をサラサラにしてくれます。
血栓は深夜から早朝にかけて出来やすくなるため、夕食に納豆を食べると血栓予防に効果的です。
② <血管を若返らせる>
●「サボニン」
脂肪やコレステロールを洗い流す作用がある
●「ビタミンE」
老化を防ぐぎ、血管拡張を促し、血管内で血液が凝固するのを防ぐ
●「リノール酸」
血液をサラサラにしてくれる
など、血管を強く、しなやかにする成分が多く含まれています。
③ <血糖値の上昇を抑える>
食後の血糖値の上昇やインスリンの過剰な分泌を抑える ポリグルタミン酸や、食後の血糖値上昇を抑える効果のある水溶性食物繊維も豊富です。
④ <認知症の予防>
不飽和脂肪酸が認知症の予防になると期待されています。
脳の伝達物質を作るのに欠かせないレシチンや、神経伝達物質としても働くアスパラギン酸が、記憶力を高めると言われています。
⑤ <腸内環境を整える>
食物繊維が腸の働きを活性化し、腸内環境を整えることで肥満解消にも期待できます。
⑥ <骨折の予防>
納豆に含まれる“ビタミンK2”は骨の形成を促進し、骨粗しょう症予防に期待できるカルシウムやタンパク質も含まれています。
⑦ <免疫力アップ>
免疫力向上を手助けしてくれる“ビタミンB群”や、ミネラル類が含まれています。
またウィルスや細菌から体を守り、免疫力をアップする働きがある “サポニン” という成分もあります。
⑧ <女性ホルモンの働きを補う>
女性ホルモンと似た働きをする “イソフラボン”が、老化により減少する女性ホルモンを補ってくれます。
⑨ <老化防止>
アンチエイジング効果があると言われている “ポリアミン” という成分や、納豆の抗酸化作用の働きが、老化の原因となる活性酸素から守ってくれます
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まとめ
ドライ納豆は体に良いのですが、やはり食べ過ぎるのは良くありません。
納豆の一日の摂取量は1パック程度とされていますので、目安にすると良いです。
ドライ納豆は(特に減圧フライ製法)、カロリーも高くなっていますので、食べ過ぎないように毎日少しづつ取り入れることをお勧めします。