毛細血管は、年齢とともに減り、体中の細胞が酸素や栄養不足になります。
すると、シワやたるみ、肝臓病や認知症・骨粗しょう症など、様々な病の引き金になると考えられています。
毛細血管は、何歳からでも若返らせることができます。
毛細血管を健康に保つために、今から出来ることをして、若さと健康を保ちましょう。
Contents
血管の仕組み
血管は大動脈として心臓を出発し、どんどん枝分かれして細くなり、毛細血管となって全身にくまなく分布しています。
血管(動脈)により組織に酸素と栄養を運び、 静脈が老廃物や二酸化炭素を回収して心臓に戻します。
毛細血管の役割
すべての細胞の至近距離にまで毛細血管が張り巡らされて、 初めて血液の成分が受け渡されます。
そして、体の隅々の細胞に必要な酸素や栄養を届け、不要となった二酸化炭素や老廃物を回収するのが毛細血管の役割です
その他、体温の調節も行われます。
毛細血管の老化で起こる可能性
毛細血管はとてももろく、壊れやすいという特徴があります。
加齢や活性酸素、ストレス、生活習慣の乱れなどが影響し、毛細血管の減少や機能低下を起こします。
そのままにしておくと、毛細血管が少しずつ消えてなくなり、栄養が届かず色々な病気を引き起こします。
・肌のシミやしわ
・高血圧
・アルツハイマー型認知症
・骨粗鬆症
・糖尿病
・薄毛や白髪
・免疫力の低下、感染症のリスクが高まる
・冷え症
など
毛細血管が老化する”7つ”の
<原因>と<対策>
①加齢
毛細血管は40歳代から減り、20歳代に比べると、60歳代では4割前後減ってしまうと言われています。
<対策>
血流を良くすることが大切です。
有酸素運動や、バランスの良い食事が毛細血管を若返らせます。
②食生活の乱れ
糖分・脂肪分の過剰摂取や、栄養が足りないなど、偏った食生活が重なると、毛細血管が老化していきます。
<対策>
バランスの良い食生活は、毛細血管を減らさない為にも重要です。
③塩分の取りすぎ
血管に直接的なダメージを与えます。
<対策>
1日の食塩摂取量
成人男性8.0g未満
成人女性7.0g未満
に抑えることが推奨されています。
「減塩対策」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/genen/
④運動不足
<対策>
ウォーキングなどの適度な運動は血流を良くし、筋肉がつくことで血液を運ぶ力がつき、毛細血管が元気になります。
しかし激しい運動のやりすぎは、毛細血管にダメージを与えると言われています。
「血流改善・筋力アップ」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/stretch/
⇒⇒⇒https://yuzu39.com/kinryoku/
「簡単で効果的な軽い運土」について詳し記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/stretch2/
⑤睡眠不足
一日じゅう大量の血液を流して傷んだ血管は、睡眠中に修復されます。
<対策>
まとまった、良質な睡眠を取ることが大切です。
「睡眠と食事の関係」につて詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/sleep/
⑥高血圧・高血糖・脂質異常
高血圧や高血糖、脂質異常などが重なると、血管が狭くなったり、血液をドロドロにするため、 血液が流れにくくなります。
<対策>
毎日の血圧の管理や、食生活を見直しましょう。
医療機関で相談することもお勧めします。
⑦喫煙
たばこには血管を収縮させる作用があり、血圧・心拍数も上昇するため、血管の負担が強くなります。
すると、細い毛細血管にまで血流が届きにくくなり、届かない状態が続くと、その部分は毛細血管が消えていきます。
<対策>
まずは、本数を減らすよう心がけてみましょう。
毛細血管若返り対策
日ごろから十分な血流があると、健康な毛細血管を生み出します。
今すぐ始められる、毛細血管若返り対策を行いましょう。
①運動
有酸素運動を行うと、筋肉の代謝がよくなり、血液がゆったり流れ、 血管の若返りにつながります。
そして、 筋肉の代謝が盛んになると、毛細血管が増えます。
<かかと上げ運動>
①壁や椅子などにつかまって、肩幅に足を広げて、まっすぐ立つ
②ゆっくりとかかとを上げ下げする
(つま先立ちするように)
この時、勢いをつけずにゆっくり行うと、より筋肉に負荷をかけることができるので効果的です。
一日30回×3セットを目安に行うと良いです。
<ウォーキング>
姿勢をよくして、目線は前を見ながら、着地はかかと、踏み切りは足の親指を意識しましょう。
こうすることで足の裏全体を上手に使えるため、体重が偏ることなく足全体の筋肉に刺激が伝わります。
20~30分歩くことを続けることで、血流がよくなり、足の筋肉も付きます。
※「室内で出来る手軽な運動」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒ https://yuzu39.com/kinryoku/
※「簡単な運動・ストレッチ」につて詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/stretch2/
※「血流改善・冷え性対策ストレッチ」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/stretch/
②呼吸法
腹式呼吸(深呼吸)をすると、血管の緊張をほぐす副交感神経の働きが活発になり、血液の流れが良くなることで、血管が若返ります。
<腹式呼吸法>
①まず息を吐く(8秒目安)
(口からゆっくり息を「フー」っと吐ききってください。)
②鼻から息を吸う(目安4秒)
③息を止める(目安3秒)
①~③を繰り返し行ってください。
~ポイント~
吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くこと。
悪いエネルギーを吐き出してから、良いエネルギーを取り入れるイメージで行ってください
※「体を整える呼吸法」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/kokyuu/
③毛細血管の老化を防ぐには食べ方も秘訣
口から摂取された食べ物が胃で消化され、腸で吸収し血液によって全身へ栄養が巡ります。
腹八分目、よく噛み
食物繊維の豊富な野菜やキノコ、海藻から食べることで
胃腸の負担を減らし、血糖値が急激に上がるのを防いでくれます。
血糖値の急上昇は、有害物質の活性酸素を発生させ、血管を傷つけます。
毛細血管を若返らせる”7つ”の食べ物
バランスの良い食事を基本とし、毛細血管に良いと言われている食べ物を取り入れてみましょう。
ポイントは、体を温め、血流を促進し、血液をきれいにする 食べ物です。
①<ヒハツ>
ヒハツの含まれる成分”ピペリン”が、毛細血管を修復したり、新たな毛細血管を生み出すと言われています。
その他、 血流を良くすることで、身体中心部を温めてくれます。
コショウの代わりに中華そばなどに使うと良いです。
※一日の摂取量の目安
小さじ半分程度
(取り過ぎは体に良くありません)
ヒハツ(ロングペッパー)パウダー ラミジップ入り25g ヒハツ粉末 長胡椒 ピパーツ ピパーチ ゴースト血管改善 価格:950円 |
②<シナモン>
(私は、コーヒー牛乳にシナモンを一振り入れています)
毛細血管の老化防止と修復に役立つと言われています。
※一日の摂取量の目安
小さじ半分程度
(取り過ぎは体に良くありません)
③<ルイボスティー>
血管と血管をくっつけ、細胞の周りの壁細胞を接着させて、血管の構造を安定させる働きがあると言われています。
ノンカフェインなので、誰でも気軽に安心して飲めます。
※一日の摂取量の目安
500ml程度
④<青魚>
青魚に含まれる、EPAや DHAを摂取することで 、
血管がしなやかに開いて末梢循環の改善や、血流がよくなると言われています。
※一日の摂取量の目安
焼いたサンマなら約1尾、小型のイワシなら約2尾
⑤<納豆>
< 納豆に含まれる、”ナットウキナーゼ”とういう成分は、血が固まるのを抑えるのではなく、できた血栓を溶かしてくれます。
※一日の摂取量の目安
1パック
⑥<玉ねぎ>
<ツンとした臭い成分には強い血栓予防作用があり、血小板の凝集を防ぎ、血糖値を下げます。
※一日の摂取量の目安
1/4個(50g程度)
⑦<ニンニク>
二ンニクの 臭い成分には強い血栓予防作用があり、血小板の凝集を防ぎ ます。
そして、赤血球の表面がべたつくのを防いで通過能力を高めます。
※一日の摂取量の目安
・生は1片
・加熱したものは2片 程度
「基本のバランスの良い食事の仕方」についての記事
詳しくはこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/magowayasashii/
まとめ
入浴後にストレッチをして体をほぐすことで、毛細血管を増やすことができます。
老化が見えない血管こそ、確かなメンテナンスが必要です。
若返り血管がつくられる目安は3ヵ月ですので、 いずれも最低3ヵ月以上は続けてみましょう。