鮭は消化が良くアンチエイジングにも!”5つ”の栄養素&レシピ6選

鮭は、アンチエイジングにも良いと言われ注目を集めています。

そんな鮭は、種類がたくさんありますが、どういったものがあるのでしょうか。

鮭の種類や栄養、そしてお勧めのレシピもありますので、ご参考頂ければと思います。

鮭はアンチエイジングにも最適

鮭のピンク色は「アスタキサンチン」という天然色素の1つで、ビタミンEの1000倍の抗酸化力を持っています。

抗酸化力は老化に繋がる「活性酸素」を増やさない役割をしてくれることから、アンチエイジング効果に期待できるのです。

その他、美白効果が期待できる、メラニンの生成を抑制する働きもあるので、 化粧品にも多く使われるほど注目されています。

夏の紫外線に弱った肌には特におすすめの食材です。



鮭は消化が良い魚

鮭は、白身魚の分類になります。
白身魚は消化が良いのが特徴で、胃腸が弱ったときにもお勧めの食材です。

特に鮭は、消化吸収率が高く効率よく私たちの血となり肉となります。

鮭の種類

白鮭

日本では鮭と言えばこのシロサケを指します。

秋に海から遡上してくる白鮭のことを「秋鮭」とも呼びます。

そして5月~7月ごろに少し早く遡上してきた白鮭は「時鮭」と呼ばれています。
この時鮭は、産卵によって栄養分が失われていない状態のため、秋鮭よりも味が良いとされています。

カラフトマス

鮮魚での流通は少なく、肉質はサケ科魚類の中では脂分が多く、缶詰の原料など加工品として知られています。

サケ属中もっとも分布が広く、 総て天然物なので生食は避けるべきとされています。

ニジマス

サケ類では比較的高い水温にも耐え、成長が早いので養殖がしやすいのが特徴。

淡水に生息するものとしてはもっとも味がよく、身色が美しいので生産量も多いです。

寄生虫がいないといわれていて、刺身でも食べらています。

アトランティックサーモン

ノルウェー産、チリ産と表示されている鮭のほとんどは、この種類。

生食用に養殖もされており、 脂がのっていて 、寿司ネタの「サーモン」でおなじみです。

トラウトサーモン 

海で養殖されたニジマスの一種。

チリ、ノルウェーなどで養殖され、主に冷凍フィレや、頭、内臓を取り除いたもので輸入されます。

身の色はピンクがかったオレンジで、味もくせが無く食べやすく、切り身で店頭販売されるほか、外食産業などでも利用されています。

鮭の”5つ”の栄養

アスタキサンチン

活性酸素の害を防ぐ効力が高く、紫外線による肌のシワ形成を抑制する働きがあります。

また、眼精疲労の回復作用や筋肉疲労回復作用もあると言われています。

EPA

悪玉コレステロールを減らして動脈硬化などを予防します。

青魚に多く含まれていますが、白魚である鮭にも豊富に含まれています。

DHA

中性脂肪を減らし、脳の健康に役立ちます。

青魚に多く含まれていますが、白魚である鮭にも豊富に含まれています。

たんぱく質

サケのタンパク質のアミノ酸スコアはすべて100点満点。

また、消化吸収率も99%であることから、良質のタンパク質と言えます。

ビタミン (B1、B2、D、E、B6)

ビタミンB群が豊富で、たんぱく質の吸収・消化を助け、カラダのエネルギー代謝だけでなく、神経系の健康維持にも重要な栄養素です。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、ビタミンEは老化を防ぎ、若さを保つビタミンとも言われています。

鮭の皮はコラーゲン

鮭の皮自体がコラーゲンです 。
皮の中に含まれるコラーゲンは、肌への保湿力や、体内への吸収率の高さに優れています。

そして 皮のすぐ下の脂質には、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。

ですので、皮も一緒に食べるのがお勧めです。

養殖の鮭と天然の鮭

鮭の種類による栄養の違いは、身の色が赤い種類のものが、アスタキサンチンが多く含まれており、栄養豊富と言われてきました。

しかし養殖のサーモンには、化学物質を含んだ餌を食べさせ赤くしている。というような心配な意見もあります。

そういった事を聞くと不安ですが、日本に輸入する場合、厳しい検査があります。
ですので、食べて危険なものはスーパーで売られていないと思えます。

5~7月には 「時鮭」、
9~11月「白鮭」といった天然の国産鮭が多く出回りますので、
その時は天然を選ぶと良いでしょう。

鮭のレシピ5選

生鮭を使ったレシピは、塩鮭を使う場合は、塩は入れず他の調味料も少なめにしてください 。

鮭のムニエル

バルサミコ酢のソースと相性抜群で、食欲が増す1品です。

私も大好きなので、生鮭を見たら作りたくなります。

<材料>2人分

・生鮭・・・2切れ
・バター・・・5g
・オリーブオイル・・・大さじ1
・黒コショウ・・・少々
・片栗粉・・・大さじ1

ソース調味料
・バルサミコ酢・・・大さじ1
・醤油・・・小さじ1
・砂糖・・・小さじ1
・レモン汁・・・大さじ1

~作り方~

1.鮭はキッチンペーパーで水気を取り、片栗粉を全体にまぶし、余分な粉は落とす

2. フライパンにオリーブオイルとバターを入れる

3.1の鮭をフライパンに入れ、弱火~中火で両面こんがりするまで焼く(皮の部分もカリッとさせる)

4.焼けたら鮭はお皿に移し、フライパンにソースの材料を入れて中火にかける

5.ソースを混ぜながら、煮詰まったら鮭にかけて出来上がり

鮭の唐揚げ

フライパンに少し多めの油を入れて焼くだけで、鮭からも油が出るので、カラッと出来上がります。

唐揚げ風なので、子供から大人まで美味しく食べることが出来る1品です。

<材料>2人分

・生鮭・・・2切れ
・ショウガチューブ・・・2センチ
・ニンニクチューブ・・・1センチ
・めんつゆ・・・大さじ2
・片栗粉・・・大さじ2
・オリーブオイル・・・大さじ2

~作り方~

1.鮭は食べやすい大きさに切る

2.キッチン用ポリ袋に、切った鮭、ショウガ、ニンニク、めんつゆを入れて、揉みこむ

3.冷蔵庫で1~2時間保存

4.片栗粉を3にまぶし、余分な粉は落としておく

5.フライパンに油をひいて、4の鮭を弱火~中火の間で、両面こんがりするまで焼く

6.両面カリッとしたら出来上がり



鮭の味噌焼き

発酵食品の味噌とヨーグルトにつけておくことで、コクが増して身がふっくらと美味しくなります。

ヨーグルトには、魚の臭みを消す効果もあるのでお勧めです。

<材料>2人分

・生鮭・・・2切れ
・ヨーグルト・・・大さじ2
・味噌・・・大さじ1
・塩・・・少々

1.ジップロックに、鮭、ヨーグルト、味噌、塩を入れ、良く混ぜ込む

2.中の空気を抜いて、冷蔵庫で半日~1晩保存

3.焼く前に、キッチンペーパーでヨーグルトと味噌を軽くふいておく

4.フライパンに、クッキングシートを敷いて焼く
(魚焼きグリルでもOK)

鮭のホイル焼き

鮭の油はEPA/DHAが豊富に含まれています。
ホイル焼きにすると野菜にしみ込ませることができ、野菜との相乗効果で栄養抜群です。

<材料>2人分

・白身魚(生鮭など)・・・2切れ
・人参・・・1/3
・玉ねぎ・・・1/4
・えのき・・・1/3束
・バター・・・15g
・しょうゆ・・・大さじ1
・塩コショウ・・・少々
・レモン汁(あれば)・・・少々
・オリーブオイル・・・小さじ1

~作り方~

1.魚は両面に塩コショウを振っておく

2. シメジは根元を切り落とし、小房に分ける

3.玉ねぎは薄くスライス、人参は千切りにする

4. アルミホイルにたまねぎ人参を敷き、えのき→オリーブオイルバターをのせる

5. アルミホイルの両端を2回折り込み、汁がこぼれないように、両端を持ち上げるように包む

6.フライパンを使う場合、蓋をして約10分蒸し焼き

オーブントースターの場合、10~15分焼く

7.最後にレモン汁をかけて出来上がり!

鮭缶トースト

朝食に手軽に作れる鮭缶を使った1品です。

海苔には多くの食物繊維が含まれていますので、朝食におすすめです 。

<材料>1人分

・食パン・・・1枚
・鮭缶・・・100g
・とろけるチーズ・・・1枚
・海苔・・・お好みで
(味付けのりでも、刻みのりでもOK)
・マヨネーズ・・・大さじ1
・黒コショウ ・・・少々

~作り方~
1.鮭缶にマヨネーズを加える
(汁気が多いようなら、少し切っておく)

2.食パンの上にとろけるチーズをのせる

3.2の上に①をのせ、海苔をちぎってのせる

4.トースターで5分~6分程度焼いたら完成

5.お好みで黒コショウをかけてください

鮭の塩焼き

塩鮭をヨーグルトに漬け込んでおくことで、ふっくら、まろやかな味わいになります。

ヨーグルトは魚の臭みを消す効果もあります。

<材料>2人分

塩鮭・・・2切れ
ヨーグルト・・・大さじ3

~作り方~

1.塩鮭とヨーグルトを、キッチン用ポリ袋に入れて半日~1晩、冷蔵庫で保存

2.鮭に付いているヨーグルトを、キッチンペーパーでふき取って、普通にグリルで焼いてください。



まとめ

鮭の身は赤い色をしていますが、実は白身魚ですので、消化が良いのも特徴です。

鮭は魚の中でも、栄養素の宝庫です。

鮭を焼いたときに流れ出る油にも、たくさんの栄養が含まれているので、ホイル焼きは特にお勧めです。

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