生野菜は食中毒に注意!野菜の正しい洗い方&下処理!ブロッコリー・ジャガイモは?

洗って切って、そのまま食べられる野菜サラダ。

しっかり洗ったつもりなのに、土や汚れが残っていた、という経験はありませんか?
土には、微生物や食中毒のもととなる菌が付着しています。

そこで今回は、意外と知らない「野菜の正しい洗い方」をご紹介します。

ブロッコリーの洗い方

凸凹の間に汚れが残りやすいです。

①水を張ったボウルにつぼみを下にして入れ、水の中で振りながら洗う

②最後に流水で洗い流す

<ブロッコリーの加熱の仕方>


ブロッコリーは茹でるより、電子レンジで加熱した方がビタミンの流出が防げます。

~電子レンジで加熱する方法~

①切ったブロッコリーを耐熱皿にのせる
②大さじ1~2程度の水を回しかけ、ラップをする
③ 電子レンジ(600w)で1分30秒〜2分加熱

きゅうりの洗い方

① 流水で表面をこするようによく洗う

②きゅうり全体に軽く塩をふって、まな板の上で 押しながら転がす

③流水で軽く洗い流す

トマト(ミニトマト)・なすの洗い方

トマトや なすは、へたなどに汚れが残りやすいので、先に取ってしまいましょう。

①ヘタを取る

② 水を張ったボウルに入れて、一つずつ 表面を指先で優しくなでる

③最後流水で洗い流す

<なすの下処理>

なすは あくがあるので、切り分けたらすぐに、に浸しましょう。
変色も防げます。



小松菜・ホウレン草の洗い方

根元に土などが残りやすいので、注意しましょう。

① 根本を少し切り落とす

茎の部分を深さ2cmくらいに十文字の切り込みを入れる

③水を張ったボウルに茎を下にして入れ、水の中で振りながら洗う

④茎の間を広げるようにして根元に流水を当てながら、丁寧に洗い落とす


⑤ボウルの水を変えて、葉っぱの部分も水の中で振りながら洗う

キャベツ・レタスの洗い方

①外側の葉は取り除く

② キャベツ・レタスをひっくり返して芯の部分だけを包丁でくり抜き、その部分を水洗いする

(キャベツ・レタス全体を一気に洗うことができます。)

<少量しか使わない場合>

①使う分だけを剥がして、サッと流水で洗い流す


<食べる分だけ、切る前に洗う>
・キャベツに含まれる栄養素の多くは水溶性で、切り口から栄養が流れ出してしまいます。
1枚づつ剥がして、切る前に水洗いしましょう。

・水洗いすると傷みが早くなるので、使う都度洗いましょう。

根菜類の洗い方

大根・人参・ゴボウ・ジャガイモ・レンコン

① 手でこするように流水で洗い、表面の泥を落とす。

②アルミホイルをクシュクシュにして丸めたものでこすり洗い

③流水で洗い流す

アルミホイルを丸めたもの

<根菜類は皮の近くが栄養豊富>

土をしっかりと落とすことも大切ですが、それにより素材の良さを損ねないよう工夫をすることも重要です。

<ゴボウ・人参の皮の剥き方>

ゴボウは特に、皮付近に香りや旨みとなる成分があるため、これらも落としてしまわないよう注意が必要です。

ゴボウや人参の皮は、包丁の背で軽くこそげ落とすのも良い方法です。

<ゴボウの下処理>

ゴボウはあくが強いので、切った後は水に30秒ほどさらしておきましょう。
その際、酢水にすると変色も防げます。

<大根の皮は薄めに剥く>

洗った後は、皮を薄めに剥きましょう。

<ジャガイモの下処理>

<ジャガイモの皮が緑色の場合>
古くなるにつれ、皮が緑色になり、ソラニンという有害物質が発生します。
その場合は厚く皮を剥いてください。

新じゃがは、良く洗って皮ごと食べるのがおススメです。

<ジャガイモの芽>
ジャガイモの芽にも、 ソラニンという有毒物質が含まれているので、 芽に包丁の刃元を刺し、円を描くように取り除いてください。

<ジャガイモの下処理>
切った後は 、10分ほどにさらしておきましょう。

~理由~
・アクが出て変色を防ぐため
・でんぷん質を取り除いて、煮崩れ防止やシャキッと感を出すため

<下処理なしで良い場合>
ジャーマンポテトなど、粘りを生かした料理にする際は水にさらさず、切ったらすぐ調理に使いましょう。

<レンコンの下処理>

<レンコンの穴の汚れ>
少し水につけておいてから、綿棒などでこすると簡単に落とせます。
取れにくい箇所は、レンコンを縦に切って溝に沿って擦り洗うと早くきれいにできます。

<レンコンの下処理>
切って酢水につける。
5分ぐらいつけると残っていた汚れも綺麗になり、あく抜きもできます。

スプラウトの洗い方

①水を張ったボウルに、根元を持って芽を下にして入れ、水の中で振りながら洗う

② 根元を包丁で切り落とす

③ 根元付近の種は、芽の部分を持ちながら、根元を指で弾くと綺麗に取れます

キノコ類の洗い方

キノコ類は、基本的に香りが飛ぶので、洗わずふき取る程度の方が良いと言われています。

マッシュルームのみ、生のままで食べることができますが、その際はサッと水洗いします。

しいたけ・まつたけ・舞茸・えのき・エリンギ

キノコは基本的には洗わなくて良いです。

汚れやほこりが気になる場合は、湿らせたキッチンペーパーで拭き取りましょう。

<キノコは基本的に洗わない>理由

洗うことにより、きのこの香りや風味が落ちてしまう
栽培されたきのこはゴミや泥の付着がほとんどない
きのこはスポンジのように水を吸ってしまう

しめじ・マッシュルームの洗い方

①調理をする直前に水道から流れている水でさっと洗う程度

特に、マッシュルームを生のままサラダに使う場合は、サッと洗いましょう。

<ポイント>
じゃぶじゃぶ洗ってしまうと水を吸い、旨味も風味も飛び美味しく無くなってしまいます

なめこ・生きくらげの洗い方

①ザルに入れてほぐしながらサッと洗う

<なめこ>

菌床栽培で製造されたときにオガ粉がついてしまって、ねばり成分の中によごれが閉じ込められていることがあるため、サッと洗った方が良いです。

<生きくらげの下処理>


洗ったと、サラダなどにいれてそのまま食べる際は熱湯に30秒ほど湯通しして下さい。

まとめ

野菜はしっかり洗わないといけませんが、洗いすぎたり、水につけ置きしすぎたりすると、栄養が流れ出てしまいます。

それぞれの野菜に適した洗い方や下処理の仕方を確認しておきましょう。

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