”自律神経”は年齢とともに低下する?乱れる原因と対策

自律神経が乱れることによる体調の悪化は、身体機能の調節や制御が利きづらくなることで引き起こされます。

しかも自律神経の機能は、20代から年々低下し始めます。加齢に伴い疲れやすくなるのは、ここに原因があるからです。

そして、疲労が慢性化すると老化や生活習慣病を招きます。

自律神経が乱れやすい原因を知って、自律神経のバラン スを整えるよう心がけましょう。



自律神経とは

自律神経とは、
自分でコントロールできない神経で、呼吸や心臓の動きをはじめ、私たちの生命活動に必要な全ての機能をコントロールしています


自律神経は
交感神経」と「副交感神経」の2種類あり、

この2つがバランスをとりながら働いています。


<交感神経>

活発に動くときや、緊張状態にあるときは、 交感神経が活発になります。

心臓の心拍数は増えますが、胃腸の働きは抑制されます。

汗腺や血管のほとんどを支配するのは交感神経という特徴があります。

そのため、体温調節と血圧コントロールは、交感神経の働きに委ねられています。

<副交感神経>

休養時やリラックス状態にあるときは 副交感神経が活発になります。

心拍数は減り、胃腸の働きは活発になります。

自律神経と体の細胞の活性化

病気や怪我をした時に体を健康な状態に戻すのも、自律神経の働きです。

骨を折ったり、病気になった時に、自律神経は体の細胞を活性化させて、組織を修復し、菌やウイルスを退治してくれるのです。

自律神経が乱れる”8つ”の
<原因>と<対策>

自律神経が乱れる原因は、様々なことが考えられます。

①<加齢>

自律神経が働く過程で活性酸素が発生します。

すると、
細胞が酸化してさびつくため自律神経の機能が低下し、疲労します。

そのままさび切って元に戻らなくなった状態が老化です。

自律神経は、機能が低下しても気が付きにくいものです。

~自律神経が乱れてるサイン~
普段気にならずにやっていることが面倒になってしまう時です。

<対策>

疲労回復には昼寝もおすすめ。
ただし寝過ぎは逆効果なので、20分程度にしておきましょう。

充分に疲れを癒やして元気になったら、少しずつ体を動かした方がよいです。

②<生活のリズムの乱れ>

<対策>

朝はなるべく同じ時間に起床し、朝の陽の光を浴びてください

曇りの日であっても明るい部屋で光を感じると良いです。

朝のすがすがしい空気の中で深呼吸することで、自律神経のバランスも整います。

※「睡眠と食事」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/sleep/




③<過度なストレス>

<対策>

ゆっくりした長い呼吸によっても、自律神経のバランスが整います 。

ストレスを強く感じると、呼吸が浅くなるので深呼吸をしましょう。

腹式呼吸は、副交感神経の働きを助けて自律神経を整えます。

悩み事で負の思考回路から抜け出せないときに、
問題から一度離れることで思わぬ解決策が浮かぶこともあります。

家族や友人など気の置けない人とのだんらんの時間や、
一人でゆっくり趣味に没頭する時間を持つこともおすすめです。



※「笑って健康」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/smile/

※「不安やストレス」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/meisou/

<環境の化>

<対策>

思いっきり泣く、ウソでも笑うことは、
自律神経のバランスを保つのに効果があるといわれています。

40℃前後の、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのもリラックス効果が期待できます。

無理をせず焦らず、心をゆったりとリラックスさせて、少しずつ出来ることを見つけ、生活環境を整えていきましょう。

※「リラックスする呼吸法」について詳しい記事は⇒⇒⇒https://yuzu39.com/kokyuu/

⑤<運動不足>

<対策>

体を動かすことで血流が促され、気持ちのよい汗をかくことで爽快感が生まれます。

運動後はストレスが発散されて副交感神経が活発化する効果が期待できます。

ピラティスは、独特な呼吸法と動きが、自律神経を整え、脳をリフレッシュさせる効果があるといわれています。

ウォーキングも手軽で効果的です。

※「適度な運動の仕方」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/kinryoku/

⇒⇒⇒https://yuzu39.com/kinniku/

※「血流改善・ストレッチ」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/stretch/

⑥<食生活の乱れ>

<対策>

朝食も自律神経のリズムを整えるためには大切です 。

食欲がない時は、
味噌汁やヨーグルトなど食べやすいものから慣らしていきましょう。

そして、食物繊維や発酵食品をとり腸内環境を改善することで、自律神経をきちんと機能させるセロトニンが脳内にしっかり届くようになります。

※「基本的な食生活」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/magowayasashii/

※「腸内環境を整える食事」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/chounaikankyou/

⑦<温度・湿度の変化>

人間の温度調節は5℃前後までといわれています。

室内と外の温度変化が大き過ぎると体に負担がかかり、自律神経も乱れやすくなります。

<対策>

夏は冷やしすぎないようエアコンを26~28℃に設定し、
冬は加湿もしながら、温度と湿度の管理をしましょう。

衣類をこまめに脱ぎ着して、調節することも大切です。

⑧<女性ホルモンの影響>

<対策>

加工食品や甘い物、冷たい物、などの取り過ぎは、ホルモンバランスを崩し、自律神経も乱れやすくなります。

女性のホルモンバランスは1ヵ月を通して変化しているので、長期的に食事や運動を考えることが大切です。

※「女性ホルモン」について詳しい記事はこちら⇒⇒⇒https://yuzu39.com/esutorogen/



自律神経が乱れると起こる症状

・倦怠感
・頭痛
・体温の異常
・睡眠異常
・便秘
・息苦しさ
・動悸
・めまい
・うつ状態
・発汗異常
・むくみ
・不安症

など

まとめ

自律神経はストレスとも大きくかかわっていますが、なかなかストレスを無くすことはできません。

心の健康というものは体や脳の健康にくらべて気づきにくく、「自分は大丈夫だ」と思っていても、実は自律神経が乱れていることがあります。


普段何でもないことが、面倒だったり、細かく気にしすぎる時はサインかもしれません。

日記に、「嬉しかったこと」「悲しかったこと」など書いてみるのも、意外に心の整理ができて自分の気持ちに気が付きやすくなります。

眠れない・疲れがとれない、など症状が続く場合は、医療機関を受診して、話を聞いてもらうことも大切です。

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